2021/06/25
A、海外旅行保険の注意すべきポイント6つをご紹介させていただきます。
海外保険に加入すれば医療費は保険会社の負担となりますが、海外旅行保険を使えば使うほど、更新の際に、海外旅行保険費用が高くなります。高くなるだけでなく、過度に病院にかかると保険会社から更新(延長)を拒否されますので、病院にかかるのは「いざ」というときだけにしたほうがよいでしょう。ごく稀に、自己負担がないので薬局替わりに病院に行かれる方もいらっしゃいますので、ご注意ください。
海外保険の更新基準は厳しく、保険が切れた場合、海外では加入できませんので、保険期間は予定の滞在期間いっぱいにかけることをおすすめします。その際、一時払いなので保険料は高くなりますが、更新拒否の心配もなく帰国が早まった場合、保険金は月単位で戻ってきますので、払い過ぎは発生いたしません。
3カ月以上の長期滞在保険特約事項で、一時帰国中に日本の病院にかかったときも保険が使えます。 ただし、30 日間を超えると使えなくなるなど制約がありますから保険会社に問い合わせてください。
海外旅行保険は海外で発症した病気やケガを対象としていますので、持病や既往症、歯科治療、出産などには適用されません。これらのケースは特約扱いとなりますので、70 歳以上の方も契約時によく確認して海外旅行保険会社の担当者と相談してください。
特定の感染症、その他海外で発症した疾病に関しては、帰国後に発症した場合も保険が適用されます。発病時期、期間などに制約がありますから保険会社に問い合わせてください。
赴任する国に関係なく一律で海外旅行保険の補償内容を決めている企業もございます。赴任国の医療制度や費用に応じた保障内容が必要となります。特にアメリカの場合、高額な医療費がかかりますので、海外旅行保険で負担しきれず、会社で負担するケースも発生しております。ご注意ください。
最後に、このようなポイント、事例はあくまでも一例に過ぎません。
海外旅行保険は特約などが多く、たいへん複雑でわかりにくいことが多いです。複雑なので、多くの企業が保険代理店任せになっており、年々保険料が上がっているにも関わらず、見直しすら行われていない現状が多々見受けられます。このブログを機会に、貴社の海外旅行保険の確認をしてみてください。
海外赴任者の海外旅行保険につきましては[ガルベラの海外赴任.com]まで、お問合せください。
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